高校時代の同級生にしっかりと溺愛されていました
潤 side

横浜デートの前日、土曜日

今日は仕事だが、まずは何よりも明日のデートの行き先を考えなければならない。
失敗は許されない。
でも、昨日のあの感じなら、大きなヘマをしなければ大丈夫か。
いや、油断は禁物。
ドライブなら横浜かなぁ。

土曜日のお昼前ならなんとか捕まるかと、秘書に電話をする。
「休みの日にごめん。
ちょっと聞きたいことがあって。
去年だったかな。
横浜のホテルで、勝手にお見合いセッティングされてて断った、中華のお店。
すぐわかる?」
「2,3浮かんでおりますので、すぐに。
10分お待ちください。」
後ろで子供たちの元気な声がする。

仕事をしながら待とうかとコーヒーを味わっていると、すぐにスマホが振動した。
秘書からのメールが来たので、すぐにタブレットで確認する。
候補は1店舗のみ。
添付されているお店のアドレスをクリックすると見覚えのある店内の写真が画面にひろがる。

すぐに電話が鳴り、取るや否や、
「確認していただけましたか?
恐らくそちらのお店ではないでしょうか?」
「さすが。助かりました。」
「予約はいつになさいますか?」
さすが話が早い。

気を利かせてくれるが、そこは自分でしなければならない。
「いや、プライベートだから。
だ、大丈夫。」

「・・・へー
ほー、ほほーーー」
一瞬、間が空いたのちに、彼女の全てを把握した声が聞こえてきた。
勘の鋭い彼女だから、間違いなく察してる。

これ以上質問を受け付けないように、俺から電話を切ろうと、
「ありがとう!じゃ、月曜日に。」
と先手を打つ。

「結果を楽しみにしております!!
ご武運を!!」
と秘書の元気な声が聞こえてきた。

月曜日、確実にからかわれるだろうが、仕方ない。
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