理恵の告白
理恵の告白
理恵の告白
橘龍太郎、66歳。自称・恋愛小説家。本人は「恋愛のことなら誰よりも詳しい」と思っている。ところが、恋愛ドラマに登場するようなイケメン俳優とは、似ても似つかない。見た目も、年齢も、雰囲気も、まるで違う。それでも龍太郎には、大きな夢がある。令和の恋愛ドラマで、自分の小説をヒットさせること。しかし、28歳の麻生理恵から言われた。
「道枝駿佑。知らないの? それで令和の恋愛ドラマを描くの? もっと勉強、勉強しなさい!」
66歳の恋愛小説家を目指す男の、遅すぎる「令和の恋愛」の勉強が始まった。龍太郎は、超短い小説「恋は一発逆転」という短編小説を、木村悠真29歳に読ませた。感想を、よく読み直した。感想。「主人公が恋愛マニュアル本に頼るかと思えば、いきなりピンク映画に誘うところが、テンパっている男性をうまく描けていると感じた。会話のテンポが良くて面白かったです」
理恵に聞いた。
「悠真は面白かったといってるぞ」
続いて「あと、淡々としたやりとりに現代人らしさを感じました。全体的にロマンチック味があって好きです。次も楽しみにしてます」
「なあ、理恵、この若者は、現代の若者だよ。俺、いけるんじゃないか」
「龍太郎の最高の武器は環境だよ」
龍太郎は、毎日、精神科のデイケアに通院している。職員、利用者さんは、20代から80代と揃っている。また、新入社員との交流も盛んだ。「精神保健福祉士、看護士、看護婦、そして、時々、大学、専門学校の実習生がやってくる。理恵は利用者だ。過去作「恋は一発逆転」文字数3000字。完結の恋愛小説は、一年前に、周りの人達からアンケートをとり感想をもらった。
「龍太郎、足立恵子さん、49歳との交際はうまくいってるの?」
「友達だよ。それ以上は、なかなか進展しない」
「もう、留美ちゃんが亡くなって三年になるんだね」
龍太郎には、かつて一回り年下の彼女がいた。しかし、彼女は病に倒れ、56歳という若さでこの世を去った。
「龍太郎、私の感想も見た」
「情景描写が細かく頭の中で映像が作れて凄く楽しかったです。もう少し経緯が詳しく書かれていると、もっと想像しやすいのかなあと思いました。題名にもあるように本当に一発逆転へ大どんでん返しで面白かったです」
理恵とは、年齢が三回りも違う。友達だ。しかし、龍太郎は密かに恋心をいだいている。
「なにわ男子って何者だ?」
「メンバーは、西畑大吾、大西流星、道枝駿佑、高橋恭平、長尾謙杜、藤原丈一郎、大橋和也の7人です。歌やダンスだけでなく、ドラマや映画、バラエティー番組などでも活躍しています」
「ついでに、道枝駿佑って?」
「道枝駿佑は、なにわ男子のメンバーで、端正なルックスと爽やかな雰囲気が魅力の人気アイドル・俳優です。恋愛ドラマでも活躍しています」
理恵は、龍太郎をまっすぐ見つめた。
「龍太郎、私を堕としてみせる」
橘龍太郎、66歳。自称・恋愛小説家。本人は「恋愛のことなら誰よりも詳しい」と思っている。ところが、恋愛ドラマに登場するようなイケメン俳優とは、似ても似つかない。見た目も、年齢も、雰囲気も、まるで違う。それでも龍太郎には、大きな夢がある。令和の恋愛ドラマで、自分の小説をヒットさせること。しかし、28歳の麻生理恵から言われた。
「道枝駿佑。知らないの? それで令和の恋愛ドラマを描くの? もっと勉強、勉強しなさい!」
66歳の恋愛小説家を目指す男の、遅すぎる「令和の恋愛」の勉強が始まった。龍太郎は、超短い小説「恋は一発逆転」という短編小説を、木村悠真29歳に読ませた。感想を、よく読み直した。感想。「主人公が恋愛マニュアル本に頼るかと思えば、いきなりピンク映画に誘うところが、テンパっている男性をうまく描けていると感じた。会話のテンポが良くて面白かったです」
理恵に聞いた。
「悠真は面白かったといってるぞ」
続いて「あと、淡々としたやりとりに現代人らしさを感じました。全体的にロマンチック味があって好きです。次も楽しみにしてます」
「なあ、理恵、この若者は、現代の若者だよ。俺、いけるんじゃないか」
「龍太郎の最高の武器は環境だよ」
龍太郎は、毎日、精神科のデイケアに通院している。職員、利用者さんは、20代から80代と揃っている。また、新入社員との交流も盛んだ。「精神保健福祉士、看護士、看護婦、そして、時々、大学、専門学校の実習生がやってくる。理恵は利用者だ。過去作「恋は一発逆転」文字数3000字。完結の恋愛小説は、一年前に、周りの人達からアンケートをとり感想をもらった。
「龍太郎、足立恵子さん、49歳との交際はうまくいってるの?」
「友達だよ。それ以上は、なかなか進展しない」
「もう、留美ちゃんが亡くなって三年になるんだね」
龍太郎には、かつて一回り年下の彼女がいた。しかし、彼女は病に倒れ、56歳という若さでこの世を去った。
「龍太郎、私の感想も見た」
「情景描写が細かく頭の中で映像が作れて凄く楽しかったです。もう少し経緯が詳しく書かれていると、もっと想像しやすいのかなあと思いました。題名にもあるように本当に一発逆転へ大どんでん返しで面白かったです」
理恵とは、年齢が三回りも違う。友達だ。しかし、龍太郎は密かに恋心をいだいている。
「なにわ男子って何者だ?」
「メンバーは、西畑大吾、大西流星、道枝駿佑、高橋恭平、長尾謙杜、藤原丈一郎、大橋和也の7人です。歌やダンスだけでなく、ドラマや映画、バラエティー番組などでも活躍しています」
「ついでに、道枝駿佑って?」
「道枝駿佑は、なにわ男子のメンバーで、端正なルックスと爽やかな雰囲気が魅力の人気アイドル・俳優です。恋愛ドラマでも活躍しています」
理恵は、龍太郎をまっすぐ見つめた。
「龍太郎、私を堕としてみせる」