親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
3
「着いたよ」
車に乗り二十分弱で学校に到着した。白い外壁に大きな門が中心にそびえ立っている。私の通っていた高校とは比べものにならないくらい立派な校舎だ。
「す、すごい」
「ようこそ、私立麗条(れいじょう)学園へ」
晴くんがニコッと笑いながら言った。可愛いのにまるで、王子様みたいな口ぶりだ。
「ボクもついて行きたいんだけど、ボクは中等部の校舎の方に向かわないといけないから、後は七音にぃに教えてもらって!じゃあ、放課後ね凛ちゃん」
そう言って、晴くんは車から降り、走っていった。
「凛さん、俺たちはこっち」
「うん!」
今日からこんな素敵な学校に通えると思うとワクワクが止まらない。そうして私は七音くんと車を降りた。
「一翔さん、ありがとうございました」
「一翔兄さん、ありがとう」
「どういたしまして、凛ちゃん、初めての学校楽しんでね」
そう言うと一翔さんは車を発進させて、帰っていった。
「とりあえず、職員室に行こう」
スタスタと慣れた道を進んでいく七音くんの後ろを必死に追いかけた。校門から学校までがなかなか遠い。敷地面積はいくらあるんだろう、そんなことを計算したくなるほど校舎までは遠かった。すると、七音くんが立ち止まった。
「上履きに履き替えてくるから、少し待ってて」
そう言って七音くんは下駄箱の方へ急ぎ足で歩いて行った。
(なんか、視線を感じるなぁ)
昨晩の晩ごはんのとき並みに視線を感じる。制服の着方でもおかしかったのかと思い、自分の身なりを見直していた。
ネクタイの結び方かなと思い、ネクタイを確認していると、頭の上の方から声がかかった。
「凛さん、行くよ」
そんな七音くんに連れられて、私は裏口の方から職員室へと向かった。職員室に着くと、七音くんがドアをノックする。
コンコン
「失礼します。八代です」
すると、一人の男性が席を立って近づいてきた。
「ありがとう、七音くん。そして、はじめまして、八代凛さん」
男性はそう言うとふっと微笑んだ。
「ここじゃなんだから、校長室に行こうか」
そうして、私は七音くんと一緒に校長室へと向かった。
先ほど、話しかけてくれた男性が真ん中の席へと座る。そこは校長先生用の席だった。
(さっきの人、校長先生だったの!?)
こんな、お坊ちゃま学校の校長先生になることができる人なんて、とてもすごい人に違いない。そう思うと、自分が粗相をしていないか、とても気になってしまっていた。
「さて、八代凛さん、私は麗条孝宏(れいじょうたかひろ)この麗条学園の校長をしているよ。校長と言っても、一昨年先代が亡くなって引き継いだのが私だから、まだまだ校長先生としては新米だけどね」
麗条先生はゆっくりと話す。よく考えてみると、話し方が海さんに似ている。この、何を考えているかわからない、そんなトーン。
「はじめまして、八代凛です」
そうして、麗条先生はこの麗条学園について話してくれた。
車に乗り二十分弱で学校に到着した。白い外壁に大きな門が中心にそびえ立っている。私の通っていた高校とは比べものにならないくらい立派な校舎だ。
「す、すごい」
「ようこそ、私立麗条(れいじょう)学園へ」
晴くんがニコッと笑いながら言った。可愛いのにまるで、王子様みたいな口ぶりだ。
「ボクもついて行きたいんだけど、ボクは中等部の校舎の方に向かわないといけないから、後は七音にぃに教えてもらって!じゃあ、放課後ね凛ちゃん」
そう言って、晴くんは車から降り、走っていった。
「凛さん、俺たちはこっち」
「うん!」
今日からこんな素敵な学校に通えると思うとワクワクが止まらない。そうして私は七音くんと車を降りた。
「一翔さん、ありがとうございました」
「一翔兄さん、ありがとう」
「どういたしまして、凛ちゃん、初めての学校楽しんでね」
そう言うと一翔さんは車を発進させて、帰っていった。
「とりあえず、職員室に行こう」
スタスタと慣れた道を進んでいく七音くんの後ろを必死に追いかけた。校門から学校までがなかなか遠い。敷地面積はいくらあるんだろう、そんなことを計算したくなるほど校舎までは遠かった。すると、七音くんが立ち止まった。
「上履きに履き替えてくるから、少し待ってて」
そう言って七音くんは下駄箱の方へ急ぎ足で歩いて行った。
(なんか、視線を感じるなぁ)
昨晩の晩ごはんのとき並みに視線を感じる。制服の着方でもおかしかったのかと思い、自分の身なりを見直していた。
ネクタイの結び方かなと思い、ネクタイを確認していると、頭の上の方から声がかかった。
「凛さん、行くよ」
そんな七音くんに連れられて、私は裏口の方から職員室へと向かった。職員室に着くと、七音くんがドアをノックする。
コンコン
「失礼します。八代です」
すると、一人の男性が席を立って近づいてきた。
「ありがとう、七音くん。そして、はじめまして、八代凛さん」
男性はそう言うとふっと微笑んだ。
「ここじゃなんだから、校長室に行こうか」
そうして、私は七音くんと一緒に校長室へと向かった。
先ほど、話しかけてくれた男性が真ん中の席へと座る。そこは校長先生用の席だった。
(さっきの人、校長先生だったの!?)
こんな、お坊ちゃま学校の校長先生になることができる人なんて、とてもすごい人に違いない。そう思うと、自分が粗相をしていないか、とても気になってしまっていた。
「さて、八代凛さん、私は麗条孝宏(れいじょうたかひろ)この麗条学園の校長をしているよ。校長と言っても、一昨年先代が亡くなって引き継いだのが私だから、まだまだ校長先生としては新米だけどね」
麗条先生はゆっくりと話す。よく考えてみると、話し方が海さんに似ている。この、何を考えているかわからない、そんなトーン。
「はじめまして、八代凛です」
そうして、麗条先生はこの麗条学園について話してくれた。