親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
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「この飾り付け、ボクが作ったんだよ?喜んでくれた?」
そうニコッと笑った顔が可愛すぎる。この家にはイケメンだけじゃなくて、こんな天使もいるんだ。どうなっているんだ八代家。
「うん、すごいかわいいね…えーっと晴八くん?」
「そう!ボク晴八っていうの!凛ちゃんは特別だから晴って呼んでいいよ!」
私が地獄界の悪魔だったらもう浄化されているであろうほどの眩しい笑顔だった。
すると、後ろの方からもう一人男の子が歩いてきた。この子は可愛いというよりも綺麗な男の子だった。
「俺も、はると一緒に作った。俺のことも褒めていいぞ、特別に」
そう言って張った胸には、控えめな文字で「七音(ななと)」と書いてあった。
すると、ドヤッとしていた顔のまま、少し微笑んだ。
「そうだろう!だってほかでもない、この俺が作ったんだから!」
そうして、二人と少し話していると、海さんが近づいてきた。
「二人とも、凛ちゃんと話したいのはわかるけど、一旦そこまでにして、凛ちゃんを席に案内してあげて」
そう海さんが言うと、二人は私をリビングの奥のダイニングにある大きなテーブルの、いわゆるお誕生日席に案内した。他のみんなも着席し、みんなからの視線に少しいたたまれなさを感じていた。
すると、お母さんが海さんと一緒に話しながら少し私から離れた席に座ったのが見えた。何故、お母さんはあっち側に座っているのだ、こっち側に座るべきだろう、あなたは。
そう思っていると、海さんが話し出した。
「凛ちゃん、まずはだまっていてごめんね、緑と話して凛ちゃんには話さないほうがいいって勝手に決めちゃって」
「本当ですよ、ビックリしたんですからね!今度からはこんな大切なこともっと早めに言ってください」
「そうだよね、信頼に欠けることをしてしまって本当に申し訳なく思っているよ。それで、今からこの子たちが凛ちゃんに自分のことを紹介したいみたいなんだ、だから聞いてあげてくれないかな?」
そう言って私の方を見つめてくる。ずるい、私が整った顔に見つめられることが弱いと知ってしてきているのだろう。
「わかりました、許してあげます」
すると、手前に座っていた一翔さんが手を挙げた。一翔さんの胸にもガムテープが貼られており、少し子どもっぽく見える。
「僕からいくね。僕は一翔、今二十六歳で、弁護士事務所を経営しているよ、よろしくね凛ちゃん」
そう言って笑った。すると、一翔さんの隣に座っている黒髪の男の人が手を挙げた。
「俺、亮二(りょうじ)、次男で今二十四歳、そこの交番で警官やってまぁーす、よろしくね、凛ちゃん」
警官とは思えないほどの軽さだった。これで、本当に警官がやれているのだろうか。すると、次は一翔さんの向かいに座っている眼鏡をかけた茶髪の男の人が手を挙げた。
「俺は巽三(たつみ)だ。二十三で、主に大学の研究室に籠もって研究している…」
「巽三くんはね、物理オタクなんだよー」
「うるさい!余計なことを言うな、亮二兄さん」
亮二さんがケラケラ笑っている。続けてその巽三さんの隣に座っている肩までくらいある髪を結んでいる男の人が話し出した。
「四季だよー、今二十一で大学三年、文学部で文学を学んでる」
顔はミステリアスなのに、話し方はなんだかフワフワとしている。そして、その向かいに座っている圭五お兄ちゃんが話し出した。