星降る夜に、きみと永遠の恋をした
「ねぇねぇ、おはぎ。どうしよう。幻聴だけじゃなくて、ついには幻覚まで見え始めちゃった」


手の甲で目元をごしごしとこすってみる。


「幻覚って、俺のこと?」


だ、だめだ。

幻聴で会話が成り立っている。

脳が都合のいい流星の声を生み出している!


「あかり? おーい」

「うわっ!」


視界の端ににゅっと流星が現れて、わたしは思わず飛び上がった。


「やっぱ見えてんじゃん」


目を三日月の形に細めて、口角をきゅっと持ち上げて。

懐かしさすら感じる猫みたいな笑顔の向こうに、雨が降りしきる公園の景色がうっすらと見える。


うそだ。

そんなこと、あるはずない。

そんな夢みたいなこと──。


「ただいま、あかり」


声変わり前のハスキーな声が確かに鼓膜を震わせて、わたしは胸が詰まった。


あぁ……夢じゃない。


噛んだ唇はちゃんと痛い。

見慣れた姿を、間違えようもない。

何度も名前を呼んでくれた声を、聞き間違えるはずがない。


死んだはずの幼なじみが──戻ってきた。
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