星降る夜に、きみと永遠の恋をした
『いや? ぜんぜん信じてない』
何それ、とわたしは思いっきりヘンな顔をした。
聞けば、前の日にたいちゃんと一緒にホラー映画を見たらしかった。
『そんな話してくるくらいだから、信じてるのかと思った』
『ははっ。宇宙人とか都市伝説とかも信じてねーもん、俺』
でも、と流星の言葉は続いた。
『信じてねーけど、いたらいいなとは思ってる』
『どうして?』
『だってさ、幽霊を信じてる人は、幽霊がいた方が嬉しいじゃん』
狭い空間。近い距離で、流星の無邪気な笑顔が弾けた。
宿題そっちのけでマンガを読んで、お母さんの雷が落ちたこと。
一日一本のアイスを、こっそり二本食べたこと。
くだらない話も、家族や学校の友だちにしない話も、秘密基地ではたくさんした。
どんよりとしていて苦手だった雨の日の、その時間だけは好きだった。
☆
「りゅ……せ……」
口の端からこぼれるように漏れた声は、自分でも驚くほどにか細い。
「あれ。もしかして見えてる?」
息をするのも忘れたわたしの前で、制服姿のその人がぶんぶんと手を振った。
「あ……あは。わたし、いよいよだめかも」
足元で鳴くおはぎに視線を移して、思わず乾いた笑みが漏れた。
何それ、とわたしは思いっきりヘンな顔をした。
聞けば、前の日にたいちゃんと一緒にホラー映画を見たらしかった。
『そんな話してくるくらいだから、信じてるのかと思った』
『ははっ。宇宙人とか都市伝説とかも信じてねーもん、俺』
でも、と流星の言葉は続いた。
『信じてねーけど、いたらいいなとは思ってる』
『どうして?』
『だってさ、幽霊を信じてる人は、幽霊がいた方が嬉しいじゃん』
狭い空間。近い距離で、流星の無邪気な笑顔が弾けた。
宿題そっちのけでマンガを読んで、お母さんの雷が落ちたこと。
一日一本のアイスを、こっそり二本食べたこと。
くだらない話も、家族や学校の友だちにしない話も、秘密基地ではたくさんした。
どんよりとしていて苦手だった雨の日の、その時間だけは好きだった。
☆
「りゅ……せ……」
口の端からこぼれるように漏れた声は、自分でも驚くほどにか細い。
「あれ。もしかして見えてる?」
息をするのも忘れたわたしの前で、制服姿のその人がぶんぶんと手を振った。
「あ……あは。わたし、いよいよだめかも」
足元で鳴くおはぎに視線を移して、思わず乾いた笑みが漏れた。