【不定期更新】無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
すると、亮磨さんが頼みごとの内容を話し始めた。
「実はウチの息子が若干変わった方向に成長してしまってね。もし良ければ、藤香ちゃんに息子の教育を頼みたいんだ。藤香ちゃんも忙しいだろうし、こんなことを頼むのは良くないと分かっているのだが……」
私も仕事があるので暇とは言えないが、今はそんなことより気になることがあった。
「私が息子さんに教えられることはないと思うのですが……」
幼い頃に何度か顔を合わせたことがあるが、亮磨さんの息子さん……煌也くんはあの頃からしっかりしていたし、父から聞いた話では今も優秀で亮磨さんの仕事を手伝いながら既に何度も功績を上げているらしい。
そんな人に私から教えられることがあるとは思えない。
それに何か習いたいなら私よりもっと適任者がいるだろう。
しかし、亮磨さんは「いや、藤香ちゃんが良いんだ」と続けた。
「煌也は勤勉で経営の才もある。それで、根本が真面目な性格なんだ」
良いところばかりじゃないか、と私が思ったのも束の間。
亮磨さんが分かりやすく大きなため息をついた。
「実はウチの息子が若干変わった方向に成長してしまってね。もし良ければ、藤香ちゃんに息子の教育を頼みたいんだ。藤香ちゃんも忙しいだろうし、こんなことを頼むのは良くないと分かっているのだが……」
私も仕事があるので暇とは言えないが、今はそんなことより気になることがあった。
「私が息子さんに教えられることはないと思うのですが……」
幼い頃に何度か顔を合わせたことがあるが、亮磨さんの息子さん……煌也くんはあの頃からしっかりしていたし、父から聞いた話では今も優秀で亮磨さんの仕事を手伝いながら既に何度も功績を上げているらしい。
そんな人に私から教えられることがあるとは思えない。
それに何か習いたいなら私よりもっと適任者がいるだろう。
しかし、亮磨さんは「いや、藤香ちゃんが良いんだ」と続けた。
「煌也は勤勉で経営の才もある。それで、根本が真面目な性格なんだ」
良いところばかりじゃないか、と私が思ったのも束の間。
亮磨さんが分かりやすく大きなため息をついた。