【不定期更新】無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
そんなことが全て重なって、結局私は彼の教育係を任されることになる。

ちなみに正式に任される前に、煌也くんにも私が教育係で良いのか確認した。




「煌也くんは私でいいの? もし嫌だったら、別の人に……」


「藤香さんが良いのであればお願いしたいです。もちろん僕が藤香さんに返せることがあれば最大限お力になることを約束します」




真面目で誠意のある返答。

そして、そのあとにこう続ける。





「こうしてさらに美しくなった藤香ちゃ……藤香さんに再会出来て嬉しいです。こんな幸せをくれた父に感謝しないといけませんね」





一つ前の言葉と比べると雰囲気が違いすぎる。

それにさらっと何でもないように言ってくれたら私も聞き流せるのに、精一杯頑張って言ってくれているのを見るとこちらまで照れてしまう。

煌也くんが言うには、煌也くんに人との接し方を教えてくれた人はみんなから好かれており、経営者としての才能もあるらしい。

学べる部分も多かったのだろうが、煌也くんと根本の性格が違いすぎるので上手くいかなかったのだろう。

それでも出来る範囲で最大限学んだ結果らしい。

そうして、私の生活に不思議な教育係の役目が追加された。
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