星月夜




「以上です」


ボーとしていたら、いつも間にか終わったらしい。


「は、原くん」


「何」


ご満悦の様子。


「私、そんなにお金ないよ」


小声になる。


何か怖い。


「言ったろ。俺の留学祝いだって」


留学祝い?


「バイトのお金しかないけれどもさ」


少し照れる原くん。


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