クールな先輩の溺愛は反則です!
「夢乃さん、ここにお座りください」

「は、はい」

わたしのこわばった声が響く。

「あなたはー」

ごくり、と息を呑んだ。

どうか、神様、それだけは許してください…。お母さんの遺言を守るために…。

「筆記テスト満点のため、生徒会に入れます!」

…え?

「あの…今、なんて?」

ま、まさか…いや、そんなわけない。

だって、生徒会に入れるためには、筆記テスト満点と入試テスト一位死守だもん…。

わたしがそんなわけない。

けど…。

「入試テストもぶっちぎりの一位だったわ。生徒会に入れるのよ!」

ガバッと顔を上げた。

「マ、マジですか!」

「マジマジ、大マジよ!」

や、やったぁっ…。

そしたら…お母さんの遺言を守れる…。

「あの、入ります!生徒会!」

わたしのこの言葉が、嵐を吹き飛ばす原因になるなんてー。



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