一夜限りの恋だったはずなのに、最強総長は息子ごと私を離してくれない。
プロローグ
あの夜は、私にとって一生忘れられない一夜だった。
恋人になるつもりなんて、なかった。
もう二度と、会うつもりもなかった。
だから――。
彼との間に、小さな命を授かったことを。
誰にも言わずに、生きていくつもりだった。
私ひとりで、この子を守る。
それでいいと思っていた。
あの人が、私たちの前に現れるまでは――。