好きなんですっ、先生!
1#好きでいるだけでいいんですっ。

「あ、いた!先生ーっ!」

私の日課は、毎日先生に一回でも話しかけること。

今日もいつも通りに職員室の入り口で、ひょこっと顔を出した。


「またお前かぁ、用がないならさっさと帰れよー」

「先生に会うっていう、最大の用事があるんです!」

「はいはい」

誰もいない職員室の自席に座る先生は、はぁ〜っとため息をついてからマグカップを口に運んだ。

こうやって先生は、私のことをいつも通りにあしらった。

椎名悠馬(シイナユウマ)先生。

黒髪の短髪、ぱっちり二重の瞳、整った輪郭におまけに180cmの高身長。

先生は3年生の担任なのだ。

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