好きなんですっ、先生!
私達は食堂を出た。
美咲と早坂くんはまた二人きりで、一緒に練習するみたい。
「俺ちょっとトイレ行ってくるね。」
朝倉くんがトイレに言っている間に、私は悪知恵が働いてしまった。
『勝手に向こう側いかないでね』って去り際に言われたけど。
「許してね、朝倉くんよ!」
悪いけど私の先生への愛は、この降り積もるスキー場の雪よりも重たくて、大きいものでして。
彼が戻ってくる前に、なんとしてでもリフトに乗らないと…
そう思った私は、いっそいでリフトに乗り込んだ。
「っよいしょ…ふふっ」
少しだけ足元がふらついたけれど、リフト乗れてひとまずは安心した。
パラついてる雪の中、先生を探し出す。
え、先生どこにいるの~!見当たらないんですけど。
下を見下ろして先生の姿を探すも、全然みつからない。
やっとの思いでリフトを降りた私は、ワクワクしながら雪山を歩いた。