好きなんですっ、先生!
「ホワイトデーは、デートのお返しでいいからね!」
いつものノリでそう言ってみた。
「…はいはい。14日予定空けとけよ。」
「うん………え?」
私は先生の顔をもう一度、じーっと見つめた。
ん、今なんか“予定空けとけよ”って聞こえた気がする。
空耳、だったのかな。
「先生、今なんて…?」
「もう言わない。…気を付けて帰れよ、もう暗いから。」
立ち尽くした私は、部員たちの集まるグラウンドへ歩く、先生の背中をぼーっと見つめた。
ま、まままま……待って。
今サラッと、デートの約束してくれた…よね?
ふえ…ふえぇぇえええ~!!!