好きなんですっ、先生!
少し並んで私達の順番が来た。
入口のノレンをくぐると、真っ暗な部屋に、気味の悪~い音楽が流れている。
ほ、本格的すぎて、本当に出そうだよ…
すると突然、右手にあたたかい体温を感じて。
「…手、震えてる。まじで苦手だったんだな。」
先生の大きい手のひらが、震える私の手を握ってくれた。
そうだよ、本気で苦手だったけど
先生と、手繋ぎたかったから…。
「先生、前見えてる…?わ、わたし…全然見えないよ…」
本当に暗すぎて、全然見えないし。
多分1人だったら、ショック死しているはず。