好きなんですっ、先生!

「え……朝倉くん…は?」

懐中電灯ももっていない私は、周りに朝倉くんがいないことに気が付いて。

まって…本当に暗くて、何も見えないし…


「まただ…またやっちゃったよ…」


はい、そうです。

もう何度目なのか。

こうやっていつも、やらかしてしまいます…。


「携帯も圏外でしょ…んぐっ……灯りもないし…私いまどこにいるの…?」


自分が嫌になる。

どうしようもないこの状況と


「…暗い、怖いよっ……っ…」


恐怖にさらされて涙が止まらない。

…先生、助けて。


きっといつもみたいに願っていれば、先生が来てくれる…そんな気がしたの。
< 293 / 367 >

この作品をシェア

pagetop