好きなんですっ、先生!
部員たちのいる場所へ戻る手前
ゆっくりと繋がれた手は離れていく。
これって、現実だよね。
…夢、見てるのかな。
「…神崎!ごめん、俺がついていながらも…」
心配してこっちに駆け寄って来てくれた朝倉くんの言葉なんて
全然耳に入ってこないよ。
「…あ、うん…ごめんね…」
一言だけ返した。
そんまま頭の中、ぼーっとしたまま私は歩き始めた。
…先生は、私のこと好きじゃないって
そう思い込もうとしているのに。
なにがなんだか、全然わかんないよ。