好きなんですっ、先生!

「…はぁ。」

「気にすることないって。実際付き合ってないんだしさ、ね?」


美咲と列にならんでいるけど、ため息しかでなてこないし。

借り物競争も出る気にならないよ。

仕方なく並んで前に進むと…

な~んとピストルを持った、椎名先生がいるじゃありませんか~!


「ため息なんかついて、どした?」

「…ん、ちょっとね。」


テンションが上がったのも束の間、説明のしようがないよ。

朝倉くんとのこと…誤解されてること、先生はどこまで知っているのだろうか。

むしろ信じてそうだよね。


「ねぇ、ため息移りそうなんですけど。そうやってまたふーくんの気引くのやめてもらえる?」


そう言って私の前に並んでいた萌ちゃんが、振り向いてそう言ってきたのだ。

振り向きざまに、ゆるく巻いて高く結んだポニーテールが揺れていた。

なんでもかんでもさ、わざとやってるみたいに言わないでよ…。



「なんなのあの子、本当感じ悪。」

「…き、聞こえてるから!美咲…しーっ!」


聞こえてきたであろう萌ちゃんは、またちらっと私の顔を睨みつけてきた。

み、美咲じゃなくて、なんでわたし…?

せっかくお人形さんみたいに可愛いのに、もったいないな。

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