好きなんですっ、先生!
「…せ、先生!!」
「夜分遅くにすみません。」
なんとうちの玄関に椎名先生が。
先生はお母さんにペコリとお辞儀して、持ってきた菓子折りを渡した。
これってもしかして…
結婚の挨拶なのでは!!
「実は、祐奈さんとお付き合いさせていただくことになりました。驚かせてしまってすみません。一度親御さんにご挨拶をと思いまして…」
先生、わざわざ言いに来てくれたの?
へへ、なんか照れちゃうな〜。
「あらやだ!わざわざすみません。最近男の影が見えると思ったら、まさか椎名先生だったなんて〜!娘をよろしくお願いしますね!あっ、なんなら今日は帰さなくても大丈夫ですから~♡」
ナ、ナイスだよお母さん!!
そうそう帰さなくていいですよ、先生♡
「いえそんな、まだ祐奈さんは学生ですし…」
お母さんの発言に少し困ってる先生。
「とりあえず先生と出かけてくる~!」
私はささっと靴を履いて、先生と玄関を飛び出した。
お母さんに手を振って、先生はぺこっとお辞儀をしていた。