好きなんですっ、先生!
「先生!」
「おお、神崎か…はいこれ持ってて。」
荷物を整理している先生に近づいた途端、渡されたのはBBQで使う野菜セット。
…ん?なんか違うぞ。
私が想像していたのは『かわいい』、『綺麗』、『似合ってる』とか、この言葉を待っていたんですけど?
「ねぇ先生、なんか言うことないの?私、気合入れてきたんだよ!」
「…はいはい、可愛い可愛い。」
そんな、BBQで使うコンロを組み立てながら言わなくても。
それに棒読みで言われても、全然嬉しくないんですけど。
先生のためにこんなに可愛くした祐奈ちゃんが、目の前にいるんですけど。
「ねぇ先生、私の水着姿なんてもう一生見られないかもしれないよ?それとも何、お胸?お胸が足りないの?」
「本当に…なに言ってんだよお前は…。ほら、野菜切って、お前らも肉焼くぞー。」
ほっぺたを膨らましてる私の事なんて、呆れた顔している先生はちっとも見向きもしてくれない。