好きなんですっ、先生!

プリントを棚の一番奥にしまおうとした私は、背伸びをしても届かなかった。


「ほら、貸してみ。」


気が付いたら後ろには先生の体が密着していて。

いつもより距離の近い先生からは、夏休みに貸してもらったバスタオルと同じ、石鹸の香りがほんのり漂った。




…不安だし、嫉妬はするし。

でもやっぱり先生のことが大好きで。




「…先生、だいすき。やっぱりだーいすき!」

「はいはい、知ってるよ…。」




ふり返った瞬間、先生のお顔がとっても近くて。

バクンッ、バクンって心臓の音聞こえちゃうんじゃないかって…思ったんだよ。




「とりあえず、お前は早く着替えろ…」

「え~なんで?先生似合ってるって褒めてくれたじゃん!」



そういえばまだポリスのまんまだったの忘れてた。



「パンツ、見えてる。」

「えぇ!?」




必死にスカートを直そうとした私に、『うっそー』とか言いながらバカにしてきた先生。



もう!本当に失礼しちゃうな。



「…ほら、戻るぞ。手伝いありがとうな。」




そう言って先生は私の頭をポンポンってした。

…ね?ずるいでしょ、こういうところ。

やっぱり私は“好き”って言葉を伝え続けるしかないのです。


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