好きなんですっ、先生!
バスを降りて私たちは、スキー場の更衣室で着替えをしていた。
私はピンクのウェアに袖を通して、薄紫色のズボンを履く。
先生はどんな格好してくるのかな…とか考えちゃったりして。
「そういえば先生、彼女いないんだって!私にも、もうすぐ春がくるかなぁ♪」
「…そのうち、来るんじゃない?」
美咲は水色のウェアに袖を通しながら、そう言った。
いつもより甘口な美咲の発言に、私は驚いた。
「ほんと?そう思う?」
着替え終わった美咲は「はいはい、行くよー」って出て行くから、急いで私も追いかけた。
先生から彼女はいないって聞いた途端、安心したし、嬉しくて。
ずっと先生のこと好きでいていいんだって、勝手だけど思えたんだ。