アンケート企画「強がりの嘘」
「事故だってことくらい、頭では分かってる。でも、俺が一番ショックだったのは……お前が俺の知らないところで、帆稀にあんなに無防備に笑いかけて、頼ってたことなんだ」

「え……?」

「高校が離れてから、お前は俺の前で、いつも一歩引いて笑ってた。寂しいとも、会いたいとも言わなくなった。」

「俺はお前に拒絶されてるんじゃないかって、ずっと不安だった。だから過保護に干渉して、お前を繋ぎ止めようとしてたんだ。」

「なのに、お前が本当に辛い時に隣にいたのは、俺じゃなくて帆稀だった……」

魅杷の本音が、次々と溢れ出す。

「俺は、お前に頼りにされる彼氏になりたかった。でも、それができなかった自分が悔しくて、情けなくて、あの日、二人の姿を見た瞬間、何かが弾けちゃったんだ」

魅杷もまた、距離の壁に苦しみ、すれ違う心に怯えていたのだ。

覇犁は、魅杷の手をぎゅっと握りしめた。
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