アンケート企画「強がりの嘘」
「お前さ、あいつの前で無理しすぎなんだよ。寂しいなら寂しいって、素直に言えばいいじゃん」

帆稀は手に持っていたシャープペンシルをくるくると回しながら、どこか冷めた、

けれどどこか切ない瞳で覇犁を見つめていた。

「言えないよ……。魅杷、高校の予習とか部活で本当に大変そうなのに」

「じゃあ、俺がその寂しさ、埋めてやろうか?」

「え?」

覇犁が顔を上げると、帆稀はすぐに「冗談だよ」といつもの意地悪な笑みを浮かべた。

「俺はいつでもお前の相談に乗ってやるからさ。あいつに言えないことは、全部俺に吐き出せよ」

「うん、ありがとう帆稀。やっぱり帆稀がいてくれてよかった」

覇犁は無邪気に笑った。

その笑顔が、どれほど帆稀の胸を締め付けているかも知らずに。

覇犁は幼馴染という関係に甘え、あまりにも無防備に帆稀との距離を詰めてしまっていた。
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