やり直しの天才少女は、隠れた天才をあつめる

「⋯⋯へぇ。天野冴か」

 ぬいぐるみは私を下から上まで眺めながら言った。

「ええ名前やん」

 ぬいぐるみの目がキラキラと輝く。

「うちの名前はキラリや。よろしくな、冴」
 
 私はしゃがんで、そのぬいぐるみ――いやキラリと目線を合わせる。

「こちらこそよろしく。キラリ」

 そう言って笑いかけると、キラリのモコモコな尻尾がぶんぶんと動き、おでこの星飾りが再びキラッと輝く。

「――あれ?その星飾り⋯⋯」

 よく見ると、星に数字が書かれてある。

「⋯⋯4⋯?」

 その数字を見て首を傾げる。

「どないしたん?」
「いや、キラリのおでこの星飾り、数字が書いてあるなと思って」
「⋯⋯数字?」

 本人も気づいてないのか、首を傾げる。
 そこへ――、

「⋯⋯冴?」

 聞き覚えのある声が降ってきて、顔を上げる。

「こんなところで何してんの?」

 私の幼馴染であり、永遠のライバルでもある、成瀬瞬(なるせしゅん)がそこに立っていた。
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