チューリップな君を〜ずっと好きだったお前を〜
白──新しい恋、失恋
……失恋……。
まさに、だな。
よし、じゃあ白のチューリップを買い足そう。
……俺は次の日の学校帰り、近くの花屋さんに行った。
「あの、白のチューリップを一輪ください」
「白ね、了解!」
渡された花には、頑張れ!というメッセージカードが付いていた。
花屋だからお見通しなのかな?
俺はまだ叶太が帰ってきていない部屋に、一輪のチューリップを加えた──────。
今だけ、悲しい余韻に浸らせて。

