『冥府の門番は今日も忙しい!――聞いてないぞ! 死神が仕事放棄とか!――』

プロローグ

 暗闇の中に、一筋の光が差す。

それは、現世で生を終えた魂が最初に見る光だった。

死んだからといって、すべてが終わるわけではない。むしろその先には、生きていた頃とはまるで違う、新たな道が待っている。

善人だったから天国へ、悪人だったから地獄へ――そんな単純な話でもない。

生きている間に何を得て、何を失ったのか。誰かに何を与え、何を残したのか。どのような選択をし、どんな過ちを犯し、それでも最後までどう生きたのか。

それら一つひとつを確認したうえで、魂の次なる行き先は決められていく。

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