ドリーム!!〜引っ越し先で出会ったのは異世界人でした〜

ほっとけない

学校から帰るとすぐにベッドに飛び込んだ
「学校終わった〜 疲れたな」
少し休んだあと、勉強しながら
今日の夜ご飯のことを考えた…
「何食べようかな 簡単に作れるものがいいな…
あ… 鍋でも作ろうかな…一人で鍋パーティ
しよう!あ…でも 材料が足りないから買い出しに行かなきゃ」
急いで準備をして家を出た
「あれ?」
マンションの入り口に誰が倒れてる?
しかも6人も… 近づいてみると 6人とも傷だらけで ぐったりしていた えっと…とにかく
運ばなきゃ なんだか ほっとけない…
倒れていたのが、男の子だったから
私1人で全員運ぶのはちょっと無理があった
だから、ちょうど 近くを通り過ぎた
人に助けを求めた、運び終わると手伝ってくれた人にお礼を言ってから、急いで手当を始めた
「すごい傷… 転んでもこんな風にはならないよね…」
「うーん 救急車呼んだほうがいいのかな?」
「っ…やめろ」
「え ?」
急に声がして振り返ると…傷だらけで痛そうなのに無理をして立ち上がっている黒髪の人がいた…
こんなに苦しそうにしながらも必死に声を出して…
どうしてか分からないけど 救急車を呼んで欲しくないんだな…
「えっと わかった やめるね」
「っていうか、ここから出せ…」
「っ… だめだよこんな傷だから…歩けるの?」
「歩ける…」
無理して歩こうとしている この人を引き止めた
なんだかとても無理をしている様子だったから…
…確かに知らない女の人の家に入るのは
嫌かもしれない…だけど
今は、体を大切にしてほしいな
「とりあえず ここで休んでて欲しいな お願い…」
「はー…分かったよ」
…良かった
「ありがとう」
私は、足りない ものを買うために外へ出た
少し強引すぎちゃたかな…
でも…あの傷…喧嘩したあとみたいだったような…
スーパーマーケットに着くとどんどん足りないものを買っていた
「鍋を作ろうと思ったけど…おかゆとかの方が
いいかなあ…あと 飲み物が必要かも 」
私はレジで買うものの代金を支払った
みんないるかな …
少し不安もあったけどみんなを信じて、
家に帰った
「ただいま 」
あ、みんないる…
「あの私いろいろ買ってきたから
飲んだり食べたりできそうだったら食べてね!
あ、そういえば 私の名前は 花野井ひなたです
えっとよろしく…それと勝手に家に連れ込ん
じゃってごめんね 」
「いや 別に…」
良かった…
「そう言ってくれてありがとう」
「ん?何でお前がありがとうって言うんだよ 変なやつだな 」
「えっ」
変って言われちゃった…ショック
「あ、おかゆとか作るね 」
急いでおかゆとか 食べやすいものを作ってみんなに渡した 食べてくれるといいな
みんなは 疑いながらもパクリと食べてくれた
「美味しい 」
「うめーな」
「うまっ」
「っ…」
つ…よかった
「ありがとう 嬉しい」
「だから何でお前がありがとうって言うんだよ」
「 あ ごめん ありがとうとゴメンネは何回言ってもいいってお母さんに言われてて…」
「とってもいいことだと思うよ … 僕の名前は きりは だよ」
「えっきりはくんだったの?」学校の?全然気づかなかったさっきまで あわあわしてたからかな…
「お前きりはと知り合い なのか?」
「うん!おんなじ学校で…」
「ん?きりはと同じ学校ってことは…
俺たち全員と同じ学校ってことか?」
えっそうなんだ…
「あ、ちなみに俺の名前は すいだ…ふん!」
「俺はかなと」
「俺の名前は つきと」
水くんとかなとくんとつきとくんか…
あ…きりは君とかなと君は双子なんだ…でも髪色が違うし雰囲気もだいぶ違うな…
「あのさ 俺ら そろそろ帰るから…お世話に
なりました 」
「え?ええっと あの 聞いてもいいかななんでみんなあそこで 倒れてたの?」
少し沈黙があった
聞いちゃいけないことだったのかな…
するとその沈黙を破るように 水くんが喋り始めた「… 俺らさある女の子さがしてんだよ
小3の時に海で助けてもらったんだ …
名前も分からなくて…
今日今日力が使えないのに会えるかもって思って探しに行ったんだ…」
「力 ?」
「 助けてくれた恩として ひなたになら…
言ってもいいか」
「ああ」
「俺たち異世界人なんだ 」
「え…えっー」
「う、うるせえ」
「 僕、きりはが天使で、かなとが悪魔、水が
ヴァンパイアでつきとが魔法使いだよ」
「えっでも耳とか生えてないんじゃない?」
「力 使う時 だけだよそういうの!」
正直今のこの状況は理解できなくてパニックに
なっている みんなが 異世界人?
「あ…そういえば 話を戻すけどその女の子が
すっごいお人好しで、 すっげー可愛くて
海で泳げなかった 俺らを必死に助けてくれたんだ 俺らと同じぐらいの年なんだよ 」
みんなの顔を見てなんとなくわかってしまった
みんなその子が好きなんだ
好きだから探しているんだな…
私は、海で助けたということに少しかかった
私がまだ小学3年生の時 海で私と同じくらいの子を助けたことがあった …
「でもその子はお人よしですっごく可愛いんだよね 」
みんなコクコクとうなずいていた
それじゃあ私ではないな 私、地味だから
…あはは
「私も同年代のすっごく可愛い人がいたら教えるね」
「さ、 探してくれるのか お前いいやつだな」
「ありがとう」水くんにそう言ってもらって
嬉しいな それじゃあ
「今日はゆっくり寝てね 」
「おお」
みんなが帰ってから 鍋を一人で食べた…
「夢みたいな1日だったな」
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