極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛~デート編・那月視点~
大人っぽいワンピースに目を輝かせてる横顔が綺麗。
服なんか店ごと買ってあげたい。
仕事頑張ろっと。
たぶんあれもこれも似合うし、着てるの全部見たいな。
でも紗知が試着してる時、店員さんに声をかけられてちょっと焦った。
身バレは大丈夫そうだけど、念のため高校生っぽくしゃべっとこう。
「彼女さんかな?」
「はい。プレゼントしたくて……めっちゃバイト頑張りました」
嘘は言ってない。
しおらしく言ったら店員さんたちは黄色い悲鳴をあげた。
「靴のサイズも勉強したんです。USとUKの違い、チャッピーから習いました」
さっきぽろっとモデルの部分が出たからフォローしとかないと。変に怪しまれたくない。
ここのブランドの代表に可愛がってもらってるのも内緒。
店員さんたちは頑張り屋さんで彼女想いの柊君を気に入ってくれたみたいだった。
「ノベルティーあるから持ってっていいよ。ただのステッカーだけど」
「えー、いいんですか」
「姉妹店でフレグランスもやってて、そっちのサンプルもどうぞ。お揃いで付けるの流行ってるんだよ」
「へぇ、いい匂いする。なんかドキドキしますね」
その制服、あそこの学校だよね。
何年生? 何部? 告白はどっちから?
付き合ってどのくらいなの?
なんて。
そういうストレートな質問なんかされたことがないからほんと赤面。
それに答えたって誰にも何にも迷惑かけないなんて……恋話ができるなんて思わなかった
そんなんだからフィッティングルームから出てきた紗知が可愛すぎてかっこつけてる余裕もなくなった。
「ナツ君照れてるの?」
大声で聞いてくるから店員さんにも笑われてるし。はぁ、俺のカノジョ可愛すぎてしんどい。