極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛~デート編・那月視点~




今度は俺の買い物に付き合ってくれるって。
特に欲しいものなんかないから困ってたんだけど、あるキャラクターに目を奪われた。


何あれ。
目を細めてふにゃって脱力してるのが紗知の寝顔にそっくり。
俺が三度の飯より好きな顔。


速攻買いに行くことにした。
さっき店員さんに聞いたお揃いって言葉が頭から離れない。
これを絶対一緒に着る。
これ着てる紗知のこと抱きしめる。
場合によっては脱がす。


あちこち見て回ってたら握ってた手が少し冷えてきた気がしてショッピングモールを出ることにした。
公園で休憩しながら夏の午後の光の下で楽しそうに笑ってる紗知を目に焼き付けたい。
写真もいっぱい撮ろ。
ストレージ、どんだけあれば足りるかな。


かき氷買ってくるから待ってて、って。
ちょっと目を離しただけなのに、振り向いたら知らない男に話しかけられてた。


そんなのガチ怒りモード、入るでしょ。
お前俺のカノジョに何堂々とカメラなんか向けてんの?
まだ俺も撮ってないんだけど。
カメラの扱い方でわかんだよ。
あんたどう見てもど素人じゃん。
別の怒りスイッチが入った。


紗知は身バレを気にしてたけど、そんなことより写真を撮られることの方が危険。
このご時世どんな使われ方をするかわかんないし、AI加工なんて小学生でもできる。
それだって立派な犯罪だけど、大人はたぶんもっとゲスいことに使う。


ずっとそばにいて守ってあげられたらいいんだけどそうもいかないのがもどかしい。
大事なものができるって、こういう苦労が耐えないってことなんだ。
俺、もっと大人にならないと。
ちゃんと紗知を守れるようになりたい。



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