極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛~デート編・那月視点~

仲良し



美織ちゃんが出ていってくれたのがラッキーすぎるんだけど、嬉しくてこれからどうしよう。
風呂で大人しすぎたから、ちょっとくらい大人モードを発動した方がいいのかなと思ったけど、そういうのはもうやめた。


だって恋人同士だもん。
焦ることなんかいっこもないし、一緒にいられる時間を余すことなく味わいたい。
ハムぴちのお揃いTシャツも、めちゃくちゃ可愛いし。


それにしても一緒にマンガを読むだけのことがなんでこんなに楽しいんだろ。
膝の間で笑ってる紗知が可愛い。
いい匂いすぎて息を吐くのを忘れて苦しくなる。
ふわふわの体には大事に触れたい。


マンガの良さを伝えようと必死にキャラクターの説明してんの、朝まで聞いてられる。
夜中のポテチも駄菓子も普段はありえないからチートすぎて最高。
こんなんじゃ、三日くらいはヘラヘラしてそうで仕事になんないかも。


しかもずっと手のくらべっこがしたかったって、手のひらを差し出された。
ついに息の根を止めに来たか。


こういうの、キュン死っていうんだって。
紗知のことキュン死にさせないでって前に蘭ちゃんに言われたことがあるけど、毎回死にかけてんのは俺の方。


しかも紗知の手のサイズにこっちは毎回あたふたしてるって気づいてないよね。
繋いでも握ってもすり抜けていきそうで……いつか見失いそうで、なくしそうで怖くなる。
だから俺の手をずっと掴んでて。
放す気はさらさらないんで。
約束する。
そんな誓いを込めて、その手にキスをした。


いつもならそれで終わるんだけど紗知もそれに応えるように
「約束します」って言って俺の手にぎこちないキスをしてくれた。
紗知から、初めてのキス。
語彙力なくすくらい嬉しい。


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