極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛~デート編・那月視点~
リラックスするのが下手くそなのか、片桐さんが用意してくれたハーブティーもアロマもマッサージもヒーリングミュージックも俺には効かない。
だから最近はメンテナンスとして小松家に送り出されるくらい。
俺を癒せるのは紗知だけ。
紗知といるときだけ、自分は疲れてたんだって自覚することができる。
実際仕事はハードだったし、今日はときめき過多すぎた。
夢の中でデートの続きしよう。
でも夢に見たのは駐車場でよく見る猫だった。
まだ俺たちが再会する前にずっと紗知に送ってたメッセージで
『ねこいた』シリーズってのがあるんだけど、それに最多出演の人懐っこい子。
人の顔をみたら無条件に転がる茶トラの男子。
触わらせてやってもいいぞって言ってるみたいな、ふてぶてしくて可愛いやつ。
久しぶりにこいつの写真を紗知に送ろうと思っていっぱいくすぐった。
どこが好きだったっけ。
まぁいいや、触れるとこ全部撫でてやった。
ふにゃふにゃくねくねして、気持ち良さそうに喉を鳴らしてんの可愛いな。
動画の方がいいかもって、切り替えたら逃げようとしたから捕まえた。
お前だけ満足して逃げるとか、猫様すぎだろ。
でも車から片桐さんに呼ばれて目が覚めた。
やべ、仕事行かないと。