ロリータ×手錠×そして雨…
◆◇◆


「さあ……白状してもらおうか……小仁人(こにひと)郁郎(いくろう)くん……」


 明かりが消され、何も見えないほど暗い部屋の中で……いかつい顔つきの少年が椅子に縛りつけられていた……その様子は、彼の普段の態度とはまるで正反対だった


「…………」


 それでも少年は黙って座ったまま……相手に何も答えようとしない……


 彼は周りをちらりと見回した……すると、何人もの少年少女が暗闇の中に立っているのが見えた……


「ほら……もう答える気になった?」


 黒髪の巻き毛を伸ばし、黒いゴシックロリータ衣装を着た少女……しかも大きなうさぎのぬいぐるみを引きずっている……


 ガンッ!!


 彼女は足を上げて椅子の脚を蹴った——少年の急所すれすれのところに。彼女は別の少年に何かを手渡すよう合図した……


 その少年は逆らうことなく、何かを彼女の手に渡した……縛られていた少年はその少女の顔をじっと睨みつけていた……


「あんた……トイレでタバコ吸ってたよね……」


 小柄な少女もまた、負けじと彼を睨み返した……
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