星ノ魔で君と境を越えて

『誰』

外の世界では。

「ねえ、知っているかしら?天璃王子様って、滅多にお姿を現さないじゃない。その、天璃王子様が、散歩にお出かけになるらしいのよ!」

「きゃあああ……!!本当なの!?」

「ええ、本当よ!もしかしたら結婚のチャンスも? って、私は思ってるわ」


微かに聞こえてくる甲高いハイ・マギやミドル・マギの声が、少女の右耳から左耳へ通り過ぎる。
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