浅葱と萌葱の検死報告〜ラスト・ドレスを纏ったシンデレラ〜
「夕鈴ちゃん。どうしたん?何か進展あった?」

「実は、ライラさんの周辺人物の過去を洗ってみたんだけど。これ……」

夕鈴が書類を見せる。それは、警察の過去のデータだった。その内容を見て、白夜は「これ、ほんま?」と目を見開く。刹那、「白夜先生!」と言いながらマシューが走ってきた。

「頸椎に付着していた物質がわかりました!アクチノミセス属です!」

「アクチ……?何なんですかそれは」

首を傾げる夕鈴に、白夜が「犬の唾液や口腔内に含まれる細菌の一種です」と答える。刹那、彼女の目が顕微鏡の下にある骨に向けられた。白夜の方が青ざめていく。

「まさか……!」

白夜は骨の傷の型を取った。そして、夕鈴と共にある人物の元へ向かったのである。



ロキシー・スノーの自宅には、大勢の捜査員や鑑識が集まっていた。突然のことにロキシーが「何なの!?」と混乱の声を上げる。そんな中、白夜はライラの骨から取った傷の型をリッキーの歯型と合わせた。傷の形状が、一致する。

「……やっぱり、リッキーをあなたはライラさん殺害に使用したんですね……」
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