浅葱と萌葱の検死報告〜ラスト・ドレスを纏ったシンデレラ〜
白夜の頰を涙が伝った。夕鈴が「白夜ちゃん」と彼女の肩に手を置き、ロキシーと引き離す。鼻を啜って泣く白夜をチラリと見た後、夕鈴が書類を見せた。
「あなたがライラさんを殺害したのは、恐らくこれが原因ではないでしょうか?」
そこに書かれていたのは、過去に起きた性的暴行に関する調書だった。被害者の名前には、ロキシー・スノーと書かれている。ロキシーの顔が憎々しげに歪んだ。
「……まだ私は小学生だった。あの時の恐怖があなたたちにわかる?知らない男に囲まれて、服を脱がされて、体を触られて……!今でも夢に見るの!未だにカウンセリングも受けているし、男と恋愛なんてできなくなった。……そんな私が女優になることを決めたのは、他の被害者を励ますためでもあるのよ。被害者がずっと陰の中でひっそり生きるんじゃなくて、光の下を堂々と歩いていいって示したくて……。でもあいつが!あいつのせいで!」
白夜は何となく察してしまった。ライラとロキシーは恋仲にあったのだろう。そして、「過去を持たない女優」であるはずのライラは、愛する人に自身の秘密を打ち明けた。それが、悲劇の引き金になるとも知らずに。
「あなたがライラさんを殺害したのは、恐らくこれが原因ではないでしょうか?」
そこに書かれていたのは、過去に起きた性的暴行に関する調書だった。被害者の名前には、ロキシー・スノーと書かれている。ロキシーの顔が憎々しげに歪んだ。
「……まだ私は小学生だった。あの時の恐怖があなたたちにわかる?知らない男に囲まれて、服を脱がされて、体を触られて……!今でも夢に見るの!未だにカウンセリングも受けているし、男と恋愛なんてできなくなった。……そんな私が女優になることを決めたのは、他の被害者を励ますためでもあるのよ。被害者がずっと陰の中でひっそり生きるんじゃなくて、光の下を堂々と歩いていいって示したくて……。でもあいつが!あいつのせいで!」
白夜は何となく察してしまった。ライラとロキシーは恋仲にあったのだろう。そして、「過去を持たない女優」であるはずのライラは、愛する人に自身の秘密を打ち明けた。それが、悲劇の引き金になるとも知らずに。