知らないイケメンたちに囲まれてます
聞いたことがある


でも



――誰の声なのか、思い出せない



「……っ」


突然、頭が痛くなった。


「透華ちゃん!?」


陽向くんが駆け寄ってくる


「大丈夫!?」


「……分かんない……」


視界がぼやける


そのとき


誰かが、私の手をそっと握った


「大丈夫」


低く、優しい声


「思い出すまで、俺たちがそばにいるから」


誰が握っているのか確認することもできないまま



――私は意識を失った



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