《バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!》美憂が生まれて、華の子育て奮闘記♪
『佐野いい加減してくれ。おまえ何がしたい?



俺の事を悪く言うのは構わないけど、



華を貶すような事を言ったら、



俺はおまえを許さないから。



華おいで佐野の言う事を本気にするな。』



一輝が私を抱き寄せた。



震えながら一輝を見ると、大丈夫だよと微笑んでくれた。



私は一輝を信じていればいいんだよね。



円香先生は一輝が好きだった。



そして今も一輝が好き。



でも私負けないから。



私は震えながら、「一輝私大丈夫だからね。」



一輝が頷き、『華、美憂寝てる早くマンションに帰ろうな。』



「ママ夕顔お腹空いちゃった。」



「じゃ何処かで食べて帰ろうか? 」



「ヤッターママ大好き。」



この時もう円香先生はいなかった。



『華ごめんな、驚いただろう。俺神に誓って佐野とは何もないから、



由美と仲良くて、いつも一緒にいたのを覚えてるだけ、



二人だけで話した事もないよ。』



一輝の鈍感。



円香さんはずっと一輝を思い続けているんだよ。








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