《バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!》美憂が生まれて、華の子育て奮闘記♪
私が難しい顔をしていると、『華ちゃん大丈夫?』



麻生由美と言う名に今だにドキッて胸が痛む。



一輝はもう彼女は過去の人と言うけど、



夕顔の本当の母親である事には代わりない。



由美さんは以前とは変わった。



私を一輝の妻として認めてくれたし、



夕顔の母親も私だと言ってくれた。



その言葉を疑う訳ではないが、



それまでの経緯は大変なものだったから、



嫌な事ばかり思い出して怖くなるんだよね。



『華ちゃんどうした、顔色わるいけど。』



私は鈴子さんに全てを話す事にした。



「佐野先生と一輝は同じ大学で、一輝は佐野先生の親友の麻生由美、



つまり一輝の元妻と付き合っていて、



麻生由美が妊娠して一輝と結婚したの。



その頃から、佐野先生は一輝が好きだったらしい。



だから間に入って話して貰える人は、」




鈴子さんが私の言葉を遮った。



『つまり間に入って話して貰える人は、沢田先生の元妻!』



鈴子さん声大きいって!



夕顔と勇気君が私たちを見た。







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