甘い夢に揺蕩う②
大学生になり、一人暮らしを始めた。
凛とは同じマンションで、互いの部屋を行き来して、良く会っていた。
私はレストランでウェイトレスのアルバイトをして、凛は添削、採点とか試験監督のアルバイトをして……。
医学生の凛は実習が始まると、更に大変そうだった。
一年生では見学に体験実習、二年生では解剖実習と組織実習ってのをやって、三年生になると、課外実習があったそう。
四年生から六年生で、臨床実習をしていた。
私は新卒で客室乗務員になった。
凛が最短で医師免許を取得した、二十四歳の年に、私は凛からプロポーズを受けた。
凛と結婚して遊木芽衣に。
配偶者になって、……家族になれた。
それが、何より嬉しかった。
人生で一番、泣いて喜んだ。
凛の側にいる限り、私の夢は醒めない。


