碧くんの好きが溢れてる ③ 〜あなたの好きに興奮して体に悪いんですけど〜
 マックでチーズバーガーのセットを2つと碧くんが足りないと思って、フィレオフィッシュバーガーを頼んだ。

だって、お魚食べたいだろうと思ったから。空腹で、あれだけ魚を見せられたら、そう思うよね。ちょっと酷いけど。

 マックでバーガーを食べながら、水族館で楽しかったことをお互い言い合った。2人が一致したのはクラゲスペースだ。ライトが当たって不思議な空間になっていた。

実を言うと私は碧くんに抱っこしてもらったのが印象的で嬉しかった。子供みたいだけど、また抱っこしてほしい。

碧くんの目線は私と違って、見える世界が広い気がした。視界が開けるというか、同じ風景の奥行きまで見えた。

 食べ終わってジュースを飲んで、まったりしていたら、碧くんが笑顔でクラゲのキーホルダーを出してきた。

「碧くん、いつの間に買ったの?」
「アリスとお揃いのもの持ちたかったから。ピンクのクラゲはアリスの。水色は俺の」
「可愛い、ありがとう」

碧くんは私にキーホルダーを渡してくれた。こんなにかわいいキーホルダーがあったんだ。私が見ていたのは、ちょっとグロテスクなピンクのクラゲのキーホルダーだった。

碧くんはセンスがある。こんな可愛いものを見つけてくれるなんて。

私たちはカバンにクラゲのキーホルダーをつけた。碧くんと初めてのお揃いは嬉しい。カバンに付けたクラゲを右手の人差し指で揺らして、その存在を愉悦した。
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