calendar〜学校で大人気の週間男子達から溺愛されてます!?〜

学力測定テスト

「……マジかよ」

放課後、特別寮の掲示板前に貼られた『実力測定テスト開催のお知らせ』の紙を見上げて、炎君が絶望的な声を上げた。

「あ、実力テストだ。この学校、入学直後に順位発表付きのテストがあるんだよね」

私が隣で頷くと、ソファでくつろいでいた大樹君がニシシと笑う。

「炎、 入試の時も数学は満点なのに英語だけ平均点以下でぎりぎり5位通過だったもんな〜!」

「う、うっせぇ!! からかうな大樹! 英語なんて日本に住んでたら使わねーだろ!」

「いや、使うだろ……」

顔を真っ赤にして叫ぶ炎君に、文庫本を読んでいた煌君が冷ややかな視線を送る。

す、数学満点!?て、天才すぎるっ⋯!

この特別寮に入寮できている私たち8人は、全員が入試成績トップ5だ。

炎君も数学のセンスはズバ抜けているのに、英語だけがどうしても苦手らしい。

「でも、炎君だって数学5位以上の実力があるんだからすごいよ! 英語もコツさえ掴めば絶対に伸びるよ!」

私がそう言って励ますと、炎君は気まずそうに視線を泳がせた。

「……お前さ、入試の総合2位だろ。英語に至っては学年1位だって聞いたけど……」

「うん! 英語は昔から好きで得意なんだ〜。もし良かったら、テストまで私でよければ教えようか?」

「え……周防が、俺に……?」

「うん! 私も数学教えてほしいくらいだし、一緒に勉強しよ!」

満面の笑みで提案すると、炎君は「……べ、別に、お前がそこまで言うなら教えてもらってもいいけど」と明後日の方向を向きながら呟いた。
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