加納欄の入院 シリーズ32シーズン4
「へぇ〜。個室なんですねぇ」
幸田さんが、病室の中を見回した。
「もしかしてぇ、欄ちゃんも一緒に泊まったりしてぇ〜」
「おい! そんなわけ――」
「泊まりますよ?」
あたしが答えると、大山先輩の顔色が変わった。
ほんの一瞬。
本当に、一瞬だけ。
でも、あたしは見逃さなかった。
…………。
大山先輩?
けれど、すぐにいつものポーカーフェイスに戻る。
あたしも何も言わなかった。
ここは、もう桃井病院の病棟。
どこで誰が見ているか、聞いているか分からない。
今のあたしは――苫利先輩の彼女になってしまったんだから。
幸田さんが、病室の中を見回した。
「もしかしてぇ、欄ちゃんも一緒に泊まったりしてぇ〜」
「おい! そんなわけ――」
「泊まりますよ?」
あたしが答えると、大山先輩の顔色が変わった。
ほんの一瞬。
本当に、一瞬だけ。
でも、あたしは見逃さなかった。
…………。
大山先輩?
けれど、すぐにいつものポーカーフェイスに戻る。
あたしも何も言わなかった。
ここは、もう桃井病院の病棟。
どこで誰が見ているか、聞いているか分からない。
今のあたしは――苫利先輩の彼女になってしまったんだから。