ミュージック・プロジェクト! 〜デビューをかけた秘密のアイドル大作戦!〜

突然の訪問者

翌日

早速私達は、既存曲の歌とダンスの練習を始めた

歌は、歌唱専攻の蓮くんを始め、前回の1stミッションで上達した蒼真くん。配信などで歌の配信をしていたという律くんのお陰もあって、特に問題なく進んでいた。

配信などで歌う配信をしていたという律くん達のお陰で特に問題なく進んでいた。

…" 歌は "。

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「…ここの振り、逆だな…」

「腕と足、一緒に動くーっ!」

「…疲れた…。」

うーん…みんなダンスは未経験みたいだし、あんまり得意じゃないみたいだな。

運動神経はいいんだけど…多分、" ダンス "というものを掴みきれてないのかも…?

「ひとまず一旦休憩にしようか」

「おー。」

「うあ〜つかれたぁ」

「…眠い…」

「お疲れ様っ…!
はいお水」

「紡、ありがとな」

「ありがとー」

「…ありがと。」

最近ずっとダンス詰めだったから、皆体が疲れちゃってるみたい…

顔色も良くないみたいだし…

でも、2ndミッションまで残り20日を切った今日。

休んでる暇はない…とはいえ、流石に無理をさせる訳にはいかない

「あのっ…!もう少しだけ休憩にしようか」

「えっ?」

「えー!いいの!?やったー!
紡ってば神!」

ぎゅーっ と律くんに抱き締められる

ふふっ可愛いなぁ…

「律。離れろ」

「はぁー?蓮くんってばケチー」

「ケチじゃねぇ」

なんだか最近、律くんの距離が前よりも近くなったみたいに感じるのは気のせい…かな?

「はぁ…
…よし。やるか」

「えっもう?」

「できてねぇんだから、やるしかねぇだろ」

「分かったよ〜」

「ほら蒼真。起きろ」

「…ん」

「紡。音源頼む」

「うんっ」

…無理はしないで欲しいんだけどなぁ…。

彼らのダンスを見つめながら、そう思う

─そんな時だった。

「止まれ」

「えっ?」

ダンスレッスン室の扉が、勢いよく開けられた

そこに立っていたのは、背の高い男の子。

暗い朱色の髪に、琥珀(こはく)色の瞳。
銀色の派手なピアスを付けた、派手な見た目の男の子。

…誰…?

それに今、止まれって…

「そこの踊り方、違ぇよ」

多少強引にダンスレッスン室に入ってくる彼

「ちょっと!
ここ、僕らが使ってるんだけど!」

「あ゛?いいから黙ってろよ」

「んなっ…!」

こ、怖いっ…!

…でも、この人…なんだか、何か気になることでもあるのかな…?

「基礎をもっと直せ。
ここの踊り方、そういう荒削りなヤツは逆に悪目立ちするんだよ。
もっと丁寧にやれ」

「…なら、お前が手本を見せてみろ」

「あ?」

蓮くんが少し苛立っているような声でそう告げる

彼は更に目付きを鋭くし、蓮くんを見た

「…1回だけだぞ。」

「…おい、そこのお前。
音流せ」

「は、はいっ!」

スピーカーから音が流れた瞬間だった

「…!」

ビビビツ

勢いと迫力のある、かっこいいダンス。

お手本と同じくらい…ううん、それ以上かもしれない。

体全体で、一つ一つの音を表現しているみたい─!



曲が終わり、彼のダンスが終わる

「…これで満足か?」

考えるよりも先に、足が動いた

「凄かったです!」

「!」

「体全体でリズムを刻む感じとか、体全体を表現の全てに使っているというか…!
とにかく、凄かったですっ…!」

その瞬間、彼の目が意外そうに見開かれた。

そして彼は数歩後ずさった。

…もしかして、引かれちゃった…?

「…お前…」

「は、はいっ…?」

「近ぇ」

「わっ…!ご、ごめんなさいっ…!」

「…別に。
でも…ありがとな。」

褒めた事にお礼を言ってくれた…のかな?

思ったより怖い人じゃないのかも。

「…あの、貴方のお名前は?」

「…黒崎 牙央(くろさき がお)。」

「黒崎って…ダンス志望の芸能科の奴か。」

やっぱりこの人、芸能科の人だったんだ…!

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