ミュージック・プロジェクト! 〜デビューをかけた秘密のアイドル大作戦!〜

新メンバー加入です!

「わぁ…!」

流石芸能科。

通り過ぎる人皆お人形らしくて可愛いし、男の子も顔が小さくて美形が多かった。

「…よしっ。
ここからお前が何か気になる奴を探してみるか」

「うんっ」

私には、ちょっとした特技がある。

それは『人の本質を見抜く』というもの。

世間的にはプロデュースする事において必要とされる、いわゆるスカウト能力とも言うらしい。

私の場合、求めた人、そういう人に出会うと電撃が走ったようにな感覚に襲われる。

あれ、でもなんで蓮くんは知ってるんだろう?

さっき話したっけ?

不思議に思いながらも、芸能科校舎を歩いていた時だった

トンッ

パーカーフードを深く被った、1人の男子生徒が私たちの横を通り過ぎる




─その時だった

ビビビッ

「!」

これは…!

バッ と振り返り、私は通りすがった男の子に向けて声を上げた

「あのっ!」

「紡?」

蓮くんが私に声をかける

でも私の視線は、彼に向けられたままだった。

すると下を向いて歩いていたその人の足が止まる

そして振り返り、「何?」と声を上げた

「プロジェクト…一緒にやりませんかっ?」

私は声を上げていた

考えるよりも体が先に動いた

彼は、


─私たちが求めていた" 最初の人物 "だから。

「紡。こいつが?」

「うん。」

蓮くんが私の隣に立ち、相手の様子を伺うような顔を浮かべる

「誰、あんた」

「私は星野紡。
プロデューサー科の3年生。」

淡々となるべく落ち着いた声で彼の質問を返す

「…俺をプロジェクトに誘ってるの?」

「うん。私は、貴方がいい。」

真っ直ぐ彼を見つめる。

もし断られたら仕方がない

でも悩んでるなら、是非この人をっ…!

「いいよ」

「へっ」

今、なんて…

「…なんで誘ったあんたが驚いてんの?」

その返事に思わずう゛っ…となる

「まさか了承して貰えるって思わなくて…」

思わず腑抜けた声が出てしまった…

「ふうん…
まあいいよ。俺、プロジェクトの相手いなかったし。」

そう言って笑い声を上げながらフードを取る

「俺の名前は神楽坂 蒼真。
よろしくね、紡」

美しく輝く銀髪を靡かせた、絶世の美少年が


今、私達の仲間になった
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