私ばかりが本気だと思って別れを告げたら、完璧上司の余裕が崩れました【ヒロイン視点改稿版】
 ――課長の本音がどこにあるのか分からない……

 佳穂はふと、このままの状態で関係だけが進んでしまったらどうなるのだろう、と考えた。
 そして、怖いと思った。
 だって、きっと雅芳に抱かれたら、佳穂は抜け出せなくなるくらいこの恋にのめり込んでしまう。苦しいほどの不安を抱えたまま。
 身体を重ねたら安心できるだろう、なんて楽観視はもはやできなかった。雅芳ならベッドの中でもパーフェクトに違いないからだ。

 だから、佳穂は――決意した。
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