私の運命の人
「はあ、楽しかったね」
「うん、大盛り上がり」
「やるね、生徒会」
席を立つ人たちからそんな声が聞こえて来て、私は広香と橋口くんと顔を見合わせる。
「やられましたな、後輩たちに」
「うん、あんなに盛り上がるなんてね。しかも橋口、一問目でバッサリ斬り捨てられてたし」
「いや、あれはマジでわかんないって。広香も食べてみ?」
するとステージ横の扉から坂井くんが姿を見せた。
「先輩! こっちこっち。みんなで写真撮りましょうって」
「おお、今行く!」
三人でステージの袖に行くと、生徒会役員や調理部の女の子、書道部や弦学部の部長たちも集まっていた。
「皆さん、とっても楽しかったです。お疲れ様でした」
橋口くんが労いの言葉をかけ、私も広香も「大盛り上がりだったわよ」「本当にすごかった」と拍手する。
「よかったー。私たちも楽しかったです。先輩も一緒に写真撮りましょ」
調理部の女の子たちが先生を手招きし、三十木先生と晶子先生を囲んでポーズを取った。
「はい、チーズ!」
交代で何枚か撮影し、私は自分のスマートフォンでも三十木先生の真顔の花かんむり姿をパシャッと撮っておいた。
後ろで晶子先生が悔しそうに顔をしかめているのもバッチリ写っている。
(ふふっ、いい写真だな)
思わずニヤニヤしていると、坂井くんに「不気味」と肘で小突かれた。
「だってとってもいい構図なんだもん。見て」
そう言って私は撮ったばかりの写真を見せる。
「おお、よく撮れてるな」
「でしょ? それにしても坂井くんの司会、とっても面白かった。才能あるよ。そっちの道に進んだら?」
「そっちの道ってどっちの道?」
「んー、そっち」
「適当に指差すなって」
あはは!と私はたまらず笑い出す。
「先輩」
「ん? 何?」
顔を上げると、坂井くんは私の耳元に顔を寄せてささやいた。
「また好きにさせるのやめて。もう一回告白するぞ?」
え……と私が固まっていると「なんてね」と片手を挙げてから離れていった。
「うん、大盛り上がり」
「やるね、生徒会」
席を立つ人たちからそんな声が聞こえて来て、私は広香と橋口くんと顔を見合わせる。
「やられましたな、後輩たちに」
「うん、あんなに盛り上がるなんてね。しかも橋口、一問目でバッサリ斬り捨てられてたし」
「いや、あれはマジでわかんないって。広香も食べてみ?」
するとステージ横の扉から坂井くんが姿を見せた。
「先輩! こっちこっち。みんなで写真撮りましょうって」
「おお、今行く!」
三人でステージの袖に行くと、生徒会役員や調理部の女の子、書道部や弦学部の部長たちも集まっていた。
「皆さん、とっても楽しかったです。お疲れ様でした」
橋口くんが労いの言葉をかけ、私も広香も「大盛り上がりだったわよ」「本当にすごかった」と拍手する。
「よかったー。私たちも楽しかったです。先輩も一緒に写真撮りましょ」
調理部の女の子たちが先生を手招きし、三十木先生と晶子先生を囲んでポーズを取った。
「はい、チーズ!」
交代で何枚か撮影し、私は自分のスマートフォンでも三十木先生の真顔の花かんむり姿をパシャッと撮っておいた。
後ろで晶子先生が悔しそうに顔をしかめているのもバッチリ写っている。
(ふふっ、いい写真だな)
思わずニヤニヤしていると、坂井くんに「不気味」と肘で小突かれた。
「だってとってもいい構図なんだもん。見て」
そう言って私は撮ったばかりの写真を見せる。
「おお、よく撮れてるな」
「でしょ? それにしても坂井くんの司会、とっても面白かった。才能あるよ。そっちの道に進んだら?」
「そっちの道ってどっちの道?」
「んー、そっち」
「適当に指差すなって」
あはは!と私はたまらず笑い出す。
「先輩」
「ん? 何?」
顔を上げると、坂井くんは私の耳元に顔を寄せてささやいた。
「また好きにさせるのやめて。もう一回告白するぞ?」
え……と私が固まっていると「なんてね」と片手を挙げてから離れていった。