加納欄の冤罪シリーズ33シーズン4
課長が机の上の書類を手に取った。

「鉄道警察隊から、二人とも引き継いだ」

南署で事情聴取をすることになったらしい。

「まず、痴漢の男だ」

課長が吉井さんを見る。

「吉井、鮎川、苫利。三人で入れ」

「俺もですか?」

吉井さんが自分を指さした。

「嫌か?」

「いえ」

吉井さんの目つきが変わった。

「むしろ、聞きたいことは山ほどあります」

苫利先輩が苦笑する。

「吉井さん、熱くなりすぎないで下さいよ」

「分かってるって」

「鮎川、お前は今まで調べた記録を持っていけ」

「了解です」

三人が、取調室へ向かった。
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