葉山くんは私の前でだけ忠犬
おとなしくされるがままな葉山くんは、イイコでいたときのごほーびをご所望。

今までは葉山くん自らが「頭撫でて」「おやつちょーだい」とごほーびを求めてきたけど、ここで私から何か提案しろ、という。


「えっと……じゃあ、イイコに出来たら頭撫でて……」
「それはいつもやってんじゃん」
「う……じゃあ、おやつ?」
「それもいつもやってんじゃん〜!」


いつものごほーびでは嫌らしい……。


「じゃあ……何してほしいの?」
「モモには何やってんの?イイコにしてたとき」


……モモ?

まさかここでモモの名前が出てくるとは思ってなくて、目をまんまるにして葉山くんを見つめてしまった。


「え、えっと……抱っこしたり、頬擦りしたり?」
「じゃあ俺にもそれやって!」
「そそそそ、そんなのムリだよ!」
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