アネモネの花
『まじで!?すっげー』


…なんて、電話の向こうで興奮気味に話す紘人の声は、なんだか幼い少年みたい。


私は思わず顔がにやけてしまった。



『…ん?ちょっと待てよ、』

「どうかした?」

『今、友達って言った…?おいおい、なに言ってんだよ。俺と一緒に行こうよ。あ。でも、一人限定だからな』

「…は?」



急に話が飛ぶもんだから、私の頭の中では理解するのに必死に思考をめぐらせ、理解に近づける。
< 179 / 185 >

この作品をシェア

pagetop